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  臨床医のための 胃がん病理アトラス  

定価:\4,950(本体 \4,500)

 

著者 安井弥,北島政樹,吉田和弘(監)
出版社 メディカルレビュー社
判型 A4
頁数 143
出版年月 2014/9
ISBN 9784779213441

概要 『わが国において、食生活の変化やヘリコバクター・ピロリ菌の感染率の低下・除菌により胃がんの発生頻度は減少してきているものの、なお、罹患数は男女計で第1位である。一方、胃がんによる死亡は著しく減少しており、これには、胃がんの臨床(検診、内視鏡、外科治療、薬物治療)の進歩が大きく貢献している。胃がんの病理学においても、わが国は従前より世界のトップランナーであり、臨床との密な連携により、今後もその位置に揺るぎないことを信じるものである。
胃がんの臨床では、胃の解剖・生理、病理、内視鏡、内科的・外科的治療等に関する基本的事項をすべて知ることが必要であり、とりわけ、治療に直結する病理の知識は不可欠である。本書は、胃がん診療に係るこれまでの進歩や変遷、最先端の研究や技術を横断的に情報提供する目的で2008年に創刊された『胃がんperspective』に掲載された病理に関する連載「専門医のためのアトラス」を加筆・修正のうえ再録したものである。
本アトラスでは、臨床医にとって必要な胃に関する病理学的知識をまとめ、代表的な肉眼像と組織像を提示している。第1章から第4章では、ピロリ菌感染による胃粘膜の組織学的変化、胃がんの分化度別にみた臨床病理学的特徴、粘液形質との関係、転移の病理像を示した。第5章から第7章では、診断・治療に直結した病理学的情報として、Group分類、特にGroup 2とGroup 3を解説し、さらに内視鏡的切除標本の病理診断、分子標的治療・化学療法に関する病理像を提示した。また、第8章では、MALTリンパ腫、GISTなど胃に発生する種々の腫瘍について、肉眼像・組織像と臨床病理学的特徴を示した。
このアトラスが、胃がんの臨床に携わるすべての方のお役に立ち、胃がんの日常診療の向上に寄与し、ひいては、患者さんのためになることを願うものである。』
(本書「序文」より)
目次 第1章 炎症と胃がん
 H.pylori感染・除菌と組織像
 胃癌と背景粘膜
 胃のさまざまな隆起性病変

第2章 高分化腺癌
 胃腺腫と分化型癌
 高分化腺癌の異型度と臨床像
 胃癌と粘液形質(1)腸型胃癌
 胃癌と粘液形質(2)胃型胃癌

第3章 低分化腺癌
 充実型低分化腺癌の臨床病理学的特徴
 スキルス胃癌

第4章 転移組織
 胃癌の組織型と特徴的な転移像
 胃癌原発巣と転移巣の病理像

第5章 Group分類
 Indefinite for neoplasia, Group 2とは
 Group 3病変

第6章 ESDと病理
 内視鏡所見、生検とESD標本における診断の乖離
 ESD病理診断−壁深達度、脈管侵襲、断端

第7章 病理と化学療法
 胃癌とHER2
 術前化学療法と病理像

第8章 その他の胃がん
 EBV関連胃癌
 胃MALTリンパ腫
 GISTを含む胃粘膜下腫瘍
 AFP産生胃癌
 胃内分泌細胞癌
     
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