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　　図説 医学の歴史　　

定価：\6,380(本体 \5,800)

 
著者 坂井建雄(著)
出版社 医学書院
判型 B5
頁数 648
出版年月 2019/5
ＩＳＢＮ 9784260034364

概要 膨大な原典資料の解読による画期的な医学史
膨大な原典資料を精読し、比較検討する「証拠に基づく医学史」。特定の時代・領域を掘り下げる各論的医学史ではなく、幅広い視野で現代の高度医療が生み出された理由を解明する「比較医学史」。現代医学のルーツやパラダイムシフトのみを探求する遡及的医学史ではなく、知見の積み重ねにより発展する過程を描く「進化論的医学史」。解剖学者であり医史学研究の泰斗である著者がこれらの視点を縦横に駆使して描き出す渾身の書。
9784260034364
目次 第１部　古代から近世初期までの医学
　第１章　古代における医療の始まり－さまざまな文明と医療
　第２章　古代ギリシャの医学－西洋医学のルーツ
　第３章　古代ローマの医学－ガレノスによる古代医学の集大成
　第４章　ビザンチンとアラビアの医学－古代医学の継承と展開
　第５章　中世ヨーロッパの医学－10～15世紀，医学教育の始まり
　第６章　16世紀の医学－印刷技術による情報革命
　第７章　17世紀の医学－古代からの人体観の克服
　第８章　18世紀の医学－知識と理論の拡散
　第９章　近世までの中国と日本の医学－漢方医学の発展と西洋医学の受容

第２部　19世紀における近代医学への変革
　第10章　病理解剖と疾患概念の変化－臨床医学の成立
　第11章　実験的生理学と細胞説の衝撃－基礎医学の成立
　第12章　診断技術の開発－臨床検査の始まり
　第13章　麻酔法と消毒法－外科手術の近代化
　第14章　伝染病克服への道のり－衛生学と細菌学の始まり
　第15章　明治期の日本の医学－西洋医学の移植

第３部　20世紀からの近代医学の発展
　第16章　生命維持機能とその調節－臓器の生物学
　第17章　人体を作るミクロの素材－細胞と遺伝子の生物学
　第18章　植物薬から現代の新薬まで－医薬の歴史
　第19章　病気の原因と生体防御－病理学と免疫学の歴史
　第20章　脳と心の医学－神経科学、精神医学、神経学の歴史
　第21章　発生と生殖の医学－発生学、産婦人科学、生殖医療
　第22章　臨床医学のさまざまな領域－小児科学、皮膚科学、眼科学、整形外科学、腫瘍医学
　第23章　20世紀以降の医療技術－現代医療発展の原動力
　第24章　20世紀以降の日本の医学－戦前、戦後、高度成長と情報化・グローバル化

第４部　医史学について
　第25章　医史学の歴史－医学史のさまざまなあり方
　第26章　現代における医史学の課題－18世紀以前から現在への西洋医学の発展
　 　 　
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