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  治療戦略に役立つ 臨床医・病理医のための乳腺病理の見かた考え方  

定価:\6,600(本体 \6,000)

 

著者 増田慎三ほか(編)
出版社 メジカルビュー社
判型 B5
頁数 203
出版年月 2022/11
ISBN 9784758318174

概要 薬剤選択の根拠である病理診断がわかる臨床医になれる! 治療戦略がわかる病理医になれる!
乳癌の治療薬の開発は目覚しく、治療効果の高い薬剤が次々に臨床で使われるようになっているが、一方で5つのサブタイプそれぞれに治療効果の高い薬剤は異なる。そのため、効果的な治療薬を選択するうえで病理診断はたいへん重要な役割を担っている。安心できる医療を提供するためには、臨床医と病理医が“治療戦略”という同じ方向を向いて病理像を見て/考えることが必須である。
本書では、検査の組合せや病理像に治療戦略を併記して臨床医と病理医の双方の視点から、相互に理解を深められるように重要なポイントをコンパクトに解説する。HER2免疫染色などの古典的な検査方法はもちろんのこと、生検のしかた、病理標本の作成などの「実は知らなかった!」ような基本的な知識から、免疫チェックポイント阻害薬のPD-L1、癌ゲノム医療などの新しい治療法まで豊富に紹介。検査から治療まで、乳腺病理の全貌を理解できる1冊。
9784758318174
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目次 1.総論
 1. 乳腺画像診断のポイント−基本的な診断の流れ、良性・悪性の鑑別
 2. 乳頭異常分泌症の診断−早期癌の発見動機
 3. 細胞診/針生検/吸引式組織生検の適応と工夫
 4. 穿刺吸引細胞診、針生検標本の病理診断
 5. 病理検体の取り扱い(針生検検体、手術検体)
 6. 病理診断報告書の読み方
2.良性疾患の診断
 1. 線維腺腫と葉状腫瘍
 2. 乳管内乳頭腫
 3. 嚢胞、腺症および関連病変大
 4. 良性上皮増殖性病変および異型上皮内病変
 5. 腺腫(管状腺腫、授乳性腺腫、乳管腺腫、乳頭部腺腫)
3.悪性疾患の診断
 1. 非浸潤性乳管癌/非浸潤性小葉癌
 2. 微小浸潤癌
 3. 浸潤性乳管癌
 4. 浸潤性小葉癌および乳管-小葉混合癌
 5. 特殊型の浸潤性乳癌−ER 陽性HER2 陰性乳癌の頻度が高いタイプ(管状癌、篩状癌、粘液癌)
 6. 特殊型の浸潤性乳癌−TNBC の頻度が高いタイプ(化生癌、アポクリン癌、髄様癌、腺様嚢胞癌、分泌癌)
4.Biology評価
 1. 浸潤径と組織学的波及度、脈管侵襲
 2. 病理学的グレード分類(組織学的グレード分類、核グレード分類)
 3. ER/PgR
 4. HER2
 5. 抗HER2 療法
 6. Ki67
 7. Ki67の臨床的意義
 8. 腫瘍浸潤リンパ球(TIL)
 9. PD-L1
 10. 免疫チェックポイント阻害薬
 11. 乳房部分切除術と乳頭乳輪温存乳房全切除術の断端診断
 12. 術前薬物療法の組織学的効果判定
 13. リンパ節転移の評価
 14. 遠隔転移巣の確定診断とBiology 評価
5.多遺伝子アッセイ・がんゲノム医療
 1. 遺伝子検査用組織の選択と準備
 2. 多遺伝子アッセイ
 3. 癌遺伝子パネル検査
     
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