★【予告】平成26年度［第37回］全国良寛会出雲崎大会
−良寛さんのふるさとで、楽しく語り合いましょう

年１回の良寛ファンのお祭り−平成26年度の総会は、良寛の出生の地・出雲崎町で開催されます。良寛生誕の地に建つ良寛堂、北国街道の妻入りの街並み、良寛の名品や敬慕作品を展示の良寛記念館、その脇の高台「良寛と夕日の丘公園」からは懐かしい母の寝姿にもみえる佐渡が島と日本海が見渡せる景観が楽しめます。ぜひ、心のふるさとで語り合いましょう。 ■日時： 平成26年6月7日（土） 11:30 あ 受付開始 13:30 あ 総会　会務報告および総会議案審議 14:30 あ 記念講演 竹村牧男氏（東洋大学学長・仏教学者） 演題：未定 16:10 あ 歓迎アトラクション あ 新潟県立東高等学校書道部書道パフォーマンス・他 17:00 あ 終了予定 17:30 あ 会員交流・懇親会［総会と同じ会場にて］ あ 【同時開催】　良寛敬慕者の作品展（出雲崎町中央公民館講堂） あ ■会場： ［総会・記念講演・歓迎アトラクション・交流懇親会］ 出雲崎町中央公民館・町民体育館 〒949-4344　新潟県三島郡出雲崎町大字小竹 TEL: 0258-78-4700 あ ■見学会のご案内　平成26年6月8日（日） あ 見学予定地：良寛記念館・良寛堂・光照寺（良寛剃髪の寺）など ※詳細は次号以降のメールマガジンでご案内申し上げます。 ■主催： 全国良寛会 ■主管： 全国良寛会出雲崎大会実行委員会

会場の出雲崎町中央公民館・町民体育館 良寛生誕の地・良寛堂

★新作落語「良寛ものがたり」　本邦初公開され話題

いのちの落語家として全国各地で公演活動をしている樋口強さんは、ご自分もがん患者でありながら、毎年がん患者を招待して「いのちの落語会」を東京の深川で開催して元気づけていることで知られております。 この度、落語「良寛ものがたり」を創作され、その初公演が去る7月6日、新潟市の東映ホテルにて、新潟大学人文・法・経済学部設立60周年の記念イベントの一環として開催されました。 会場には、緋毛氈の高座も特設され、落語公演の雰囲気は十分、三味線や笛に太鼓の賑やかな出囃子の音色にのせて、羽織に着物姿の樋口さんが扇子を手に登場。凛とした語りの中にも、笑いをとりながら巧みな話術で良寛の生涯を初心者にも分かりやすく語り、扇子を使ってのジェスチャーも交えながらグイグイ惹き付けてゆく見事な運びで進行し、一般市民にも良寛さんの心を広めることに効果がありました。 樋口さんには、来春に上梓予定のご著書『今だからこそ、良寛』に、今回披露の新作の落語も収録される予定とのことであります。

新作落語「良寛ものがたり」を公演中のいのちの落語家・樋口強さん

★「にいがた文化の記憶館」のオープンと、良寛関連の特別展示

新潟の地元紙「新潟日報」新社屋「メディアシップ」が、新潟市の中心部、信濃川河畔の萬代橋のたもとに20階建で、「北前船」が帆に風をいっぱいにはらんだユニークな姿でオープンしました。 その５階に、「にいがた文化の記憶館」が日本の文化に寄与した新潟の文化人を紹介する施設として開設され、今回は代表56名がパネルと関係資料とともに展観されております。 とくに良寛については、「新潟の文化人の理想」との表示で、入口正面に安田靫彦画伯の描く良寛像とともに「新潟の文化人の座標軸」をなす人物とて紹介されております。 また今回は特別展示として、「林家四代と良寛歌集」をテーマに、ガラスケースの中に著名な洋画家・林武の油絵「風景」と併せて、林武の祖父・林甕雄（みかお）編纂の『良寛禅師歌集』を展示し、参考資料として林家４代と良寛や新潟の文化人とのつながりを相関図としてパネル展示。そのほか参考資料として、村山半牧本『僧良寛歌集』や旧制新潟高校教授のフイッシャーの著した英文の良寛紹介書『蓮の露』の原著など、珍しい資料を公開しております。この特別展示は平成13年12月26日まで開催されております。

「にいがた文化の記憶館」オープン広報紙 洋画家・林武の祖父・林甕雄（みかお）編纂の『良寛禅師歌集』など特別展示

★平成26年版「良寛カレンダー」完成

全国良寛会では、良寛さんの書の名品を、各ご家庭でも親しんでいただきたいとの願いで、この度「良寛カレンダー」を完成し、頒布中です。 これは、全国良寛会監修の『定本 良寛書蹟大系』に掲載の良寛遺墨の中から、最もポピュラーで人気のある名品を12点選び、12か月に配したものです。各々の遺墨の脇には読み下しと簡潔な解説がついており親切です。 全国良寛会の代行で、考古堂書店にて頒布中です。部数に限りがありますので、お早めにお申し込みくださいますようお待ちいたしております。 ■平成26年版「良寛カレンダー」 ■表紙の他に12枚（縦39.4×横29.8cm） ■頒布価格　1,200円（税込） 【発売】考古堂書店店頭にて発売中 ※発送を希望される場合は、送料500円を加算して下記宛てお申し込みください。郵便振替 00610-8-2380 へ振込み、または郵便切手の代用も受け付けます。 新潟市中央区古町通４番町　考古堂書店 TEL: 025-229-4058 FAX: 025-224-8654

★ユニークな［カルタ絵本］『良寛をしのぶ いろはかるた』が出版

良寛研究家・版画家の布施一喜雄先生の遺された、良寛の逸話をもとに描かれた「いろはかるた」を、本来のカルタの形より、いつでも楽しんでいただけるよう「カルタ絵本」として、その背景など分かり易く簡明な解説を付して刊行したものであります。 布施先生のユーモアあふれるカルタは、良寛の自在にして柔らかな生き方の極意を伝えてくれて、この忙しい世の中の一服の清涼剤として、現代の人々にホットする癒しを与えてくれることと思います。 またカルタの読み札には、江戸と上方で普及している「いろはかるた」の読みを参考に付し、興味深々です。 絵札・取り札：布施一喜雄　解説：柳本雄司 B5判　55頁　オールカラー　定価 1,260円（税込） 発行：考古堂書店

『良寛をしのぶ いろはかるた』